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垂直運動下におけるグリースの挙動
接触面に垂直に運動して衝撃的に接触するとき、油膜が閉じ込められる現象が起こります。これを利用して、グリースの性質を調べています。
垂直運動実験装置
本研究は競輪 オートレース
の補助を受けて実施しました
垂直運動と転がり運動での膜厚比較
垂直運動の場合も、低速条件で膜厚が厚くなることを新たに見出しました。そして、低速条件で形成された厚い膜は、時間が経過しても薄くなりません。これは、固体成分である増ちょう剤が濃縮して二面間に閉じ込められているからです。
また、転がり条件での速度と接触端部の表面の傾きから相対接近速度を計算したものを使って垂直運動実験結果と比較すると、膜厚が薄くなる速度領域は同じ領域であることがわかります。つまり膜厚を決めるのは垂直方向の接近速度であることがわかります。
二面が接近する場合の模式図です。流出する流体などによる力と増ちょう剤粒子の相互作用のバランスで、増ちょう剤が残るか流出するかが決まります。
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